GUIDE
シャッターの修理・点検の手引き
店舗・倉庫・ガレージ・工場の管理者が、シャッターの不具合で業者を探すときに知っておきたいことをまとめました。団体やメーカーの案内に基づく内容には出典を付けています。
1. まず確かめること
- シャッターの下や周りに人や物がないか。途中で止まったシャッターの下には入らない
- 手動か電動か。電動なら停電・ブレーカー・リモコンの電池・スイッチの鍵を確認する
- メーカー名(シャッターケース・座板・開閉機のシールなど)と、建物の施工会社・管理会社の連絡先
- 防火シャッター(天井から下りる、普段は収納されているもの)かどうか
力ずくで上げ下げすると、スラット(羽根板)やガイドレール、巻き取りのスプリングを傷めて修理が大きくなることがあります。
2. 業者の 3 つのタイプ
| メーカー系 | シャッターメーカー本体と、そのメンテナンス会社の支店・営業所。自社製品の部品と技術情報を持っています。 |
|---|---|
| メーカー代理店 | メーカー公式の一覧に載る販売・施工・保守の代理店。地域に密着して対応します。 |
| 独立系 | 特定メーカーの拠点ではない地域の修理会社。複数メーカーのシャッターに対応することがあります。 |
メーカーの拠点は自社製品の部品と技術情報をそろえやすいのが特徴です。地域の修理会社はメーカーを問わず対応していることがあり、近くから来てもらえる場合があります。どのタイプでも、対応できるメーカー・種類・地域は事前に電話で確かめてください。
3. 手動・電動・防火の違い
| 手動 | 手で上げ下ろしする。巻き取りのスプリングの劣化、スラットの変形、ガイドレールの曲がり、鍵(錠前)の不具合などが修理の対象になります。 |
|---|---|
| 電動 | 開閉機(モーター)で動く。開閉機・スイッチ・リモコン・リミットスイッチ・障害物感知装置などの不具合があります。停電時の手動切替の方法は機種で異なります。 |
| 防火 | 火災時に感知器と連動して自動で閉まる防火設備。普段は動かさないため、不具合に気づきにくい設備です。 |
メーカーは、電動シャッター・重量シャッター・防火シャッターについて定期的な点検を案内しています(出典: 三和シヤッター工業株式会社)。
4. 防火シャッターの定期検査
防火シャッターなどの防火設備は、建築基準法第 12 条にもとづく定期検査・報告の制度があり、特定行政庁が指定する建物では、資格者による定期的な検査と報告が必要です(出典: 一般社団法人 日本シヤッター・ドア協会)。対象になるかどうか、報告の時期は、建物の所在地の行政庁(都道府県・市)で確認してください。検査を依頼するときは、防火設備の検査に対応しているかを業者に確かめます。
5. 点検の目安
日常的に使うシャッターでも、異音・引っかかり・傾き・開閉の遅れは不具合のサインです。定期点検の頻度は種類や使用状況で異なるため、メーカーや保守業者と相談してください(出典: 一般社団法人 日本シヤッター・ドア協会)。保守点検の契約を結べるかも業者に相談するとよいでしょう。
6. 依頼の電話で伝えること
- 建物の住所と、シャッターの設置場所(店舗正面・倉庫・車庫など)
- 手動・電動・防火の別、メーカー(分かれば型式も)
- 症状: 上がらない・下りない・途中で止まる・傾く・異音・鍵が回らない・リモコンが効かない など
- おおよその幅と高さ、いつから起きているか、急ぎかどうか
料金や出張費、到着までの時間は業者ごとに異なります。当サイトでは料金を掲載していません。
このページの出典
- 一般社団法人 日本シヤッター・ドア協会「定期点検について」(確認日 2026-10-18)
- 一般社団法人 日本シヤッター・ドア協会「保守点検について」(確認日 2026-10-18)
- 一般社団法人 日本シヤッター・ドア協会「防火設備定期検査」(確認日 2026-10-18)
- 一般社団法人 日本シヤッター・ドア協会「会員名簿」(確認日 2026-10-18)
- 三和シヤッター工業株式会社「点検(メンテナンス)」(確認日 2026-10-18)